
透析患者の増加に伴い
・透析を導入すべきかどうか?
・透析をいつ止めるか?
が問題になってきています。

透析導入しなかった場合
保存的腎臓療法
CKM(conservative kidney management)
として患者のメリットが最大限になるための医療が提唱されています。

透析をいつ止めるか?
では、いったん透析になった人が透析を拒否したら?
それをつぶさにドキュメントしたのが
話題の書『透析を止めた日』(堀川惠子)です。

本書の中で堀川さんは
「何のために透析をまわすのか?」
「これではまるで透析を回すために生きているのではないか」
「血液透析には”出口”がない」
透析を中止した途端、医療が消え患者は孤立する現実を突きました。
『透析を止めた日』が社会に与えた影響

これを受けて政治が動き、
透析患者においても、
ただに「延命」を目的にするのではなく
「死へと向かう生」に尊厳がある生き方を
支援する仕組みづくりが始まりました。
多死社会を迎え
ACP(人生会議)やSDM(協同意思決定)
が今まで以上に重要となっています。
医療者として、どんな選択をした患者さんも
支えられるよう学び続けたいと思いました。
参加者の感想
「透析を止めた日」という本はどちらかというと透析をマイナスイメージとして感じ取ってしまう内容になっていますが、その本について透析医の視点から講演をしていくのがとても興味深く、学ぶ点が多かったなと感じました。自分も多くの薬物療法などを学んでいく上で、学べば学ぶほど医療における正解が分からなくなるのを感じていて、今回の内容もその1つであると感じました。(薬学生)
透析導入時だけでなく「終わり」も見据えたadvanced care planningやshared decision makingが大切だということがよく分かりました。「透析をまわすために生きているようだ」「何のために生きているのか分からない」とならないよう、生きる目的、医療の目的をしっかり持つことが重要であると思いました。(医学生)




