この世界にはこんなに多くの病気があるのか…‼
医学生時代、国家試験の勉強を通して驚きました。
総数は数知れず、遺伝性疾患だけでも7,000種類以上、厚生労働省の定める特定疾患に限っても331種類にのぼります。
これほど多くの病がある中で、今こうして健康に生きていられるのは、どれほど有難いことか——そう気づかされたのを覚えています。
そして研修医になり、患者さんの言葉に耳を傾ける中で、「生と死」はどこか遠い話ではなく、自分自身に深く関わる問いなのだと実感するようになりました。
私たちはどこから来て、どこへ向かうのか。
初期臨床研修2年間での出会いと学びを振り返り、人生という旅の意味や行き先について、少し立ち止まって、一緒に考える機会にできればと思います。