医療を考える会

お知らせ

お知らせ

「医師の過労死~本人目線の考察~」を開催しました。

「医師の過労死~本人目線の考察~」を開催しました。

医師は魅力的な仕事である一方、過剰な交感神経労働から心身の疲労が蓄積しやすいです。


際限なく診療や自己研鑽が求められ過労死に追い込まれる悲劇があとを絶ちません。


多くの医師は、人に貢献する喜びと、キャリアアップに没頭していますが、

生き方を俯瞰したとき、そもそも何のための人生か忘れていませんか?という切り口から議論しました。


一生80年なら3万日という命の時間を何のために使うのか、

医師の幸福はどこにあるのか、人生を見つめ直す機会となりました。

【参加者の感想】

●自分の「輝きたい」という考えよりひとつ先を見据えた視点を持とうと思いました。学生としての今の勉強で手一杯になりそうですが、将来を考える時間も作ってみようとも思っています。(医学生)

●医師の過労死、と聞くと何か特別なもののような感じがしますが、本質は他の職業の人と大きく変わらないのだなあと思いました。違うのは、医師である人たちが元々は一般の方よりもキャパシティが広く要領がよいということと、過労死に至るまでの業務量や精神的負荷が他の職業よりも飛び抜けて大きいことでしょうか…。
自分の思考方法や、得意不得意、キャパ、など自分自身を深く知ること、それを認めてあげることをする機会がすべての人に、できるだけ若いうちにあればいいと思いますが、あまり深く考えずに年を重ねてしまう方も多いのだと思います。働き方改革は、単に休息の時間や休暇を確保すればよいわけではないですよね。そのせいで本来の目的達成が阻害されてしまうのでは本末転倒です。その人に合った働き方をまずは自分が知り、その上で自由に選べる社会になることが重要だと感じました。(作業療法士)


ページトップ