医学の目的=延命の認識のもと、医学は専門分化し知見が集積されてきました。
かつて国民病と言われた結核は死病ではなくなり、その他の感染症も程度の差こそあれ制圧されてきています。
代わって死の代名詞となった癌も、克服への道筋が見出されるようになりました。
しかし一方で、延命=幸福?と思われる課題が出てきたのも事実です。
高度に細分化された医療においては、それぞれがタコツボに入ったように盲目的になってしまい、
そもそも医学は「人間を幸福にするために存在する」という原点が失われているように思われます。
「臨床医学は、医学とリベラルアーツ(一般教養)の交差点」の見地から、
人間を幸福にする医学の在り方をぜひ教養に求めてほしい(哲学、新書、podcast)
またそれが地盤沈下著しい日本の国際競争力復興へつながる道でもある
とメッセージを伝えられました。
医療を考える会は「医療者になるために必要な教養」という視点でも学びの場を提供していきたいと思います。
続けてのご参加をお待ちしています。
【参加者の感想】
後悔しないように、今のうちに広く知識を得ていきたいと思いました。
医療の世界で今後の人生を歩んで行きたいと更に思いました。
高校生から、このような素敵なお話を聞くことが出来、本当に嬉しいです❤(高校生)