医療を考える会

お知らせ

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「安楽死問題を通して、いま考えたいこと」を開催しました。

「安楽死問題を通して、いま考えたいこと」を開催しました。

1 安楽死の種類

一口に安楽死・尊厳死といっても3つあります。

・積極的安楽死
・医師による幇助
・延命治療の手控えと中止

2 世界の動向

スイス、オランダ、ベルギー、カナダなど

積極的安楽死や医師による幇助を

認める国が増えてきています。

カナダにおいては非医師による非終末期の

患者に対する安楽死も合法化され

大きな注目を集めています。

3 日本の現状

ALS嘱託殺人事件に代表されるように

安楽死の是非は国内でも話題になっています。

【まとめ】

死を求める人に望む死を与えるべきかどうか

法整備よりも大事なのは、

「苦しい思いをしてまでなぜ生きるか」

への議論でしょう。

死をタブー視せず、生きる意味を広く語り合える社会づくりへの

提言がなされました。

【参加者の感想】

●生きることを肯定的に捉えにくい社会構造や医療を変えるのが先決であるべきという意見に納得しつつも、では実際そう訴える人に変える気はあるのか、自分たちが生きている間に本当に変わるのか、そうでなければ自衛の手段として安楽死は選択肢たるべきではないのか等、ご講義を伺いながら様々なことを考えました。(大学生)

●今回もとても考えさせられる内容でした。
私個人としては、誰かの死を望むような社会ではあってはいけないと思います。患者さんの権利や、生きるのが辛いという気持ちを尊重しつつ、医療者として向き合っていくのは決して簡単なことではないと思いますが、私個人としては患者さんの「生きる」を少しでも支えられるよう、これからも考えていきたいです。(医学生)

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